Bardenas Reales. Spain

 

6月18日から19日かけて、ナバーラ州、アラゴン州にまたがる半乾燥自然地域、バルデナス・レアレスにフィールドワークに出かけました。バルセロナにて、尾角典子さんとコンセプトを固めている段階で「記憶=砂」いうキーワードが浮上しこと、そしてスペインの砂漠をインターネットで調べ、バルデナス・レアレスの月面のような地形を見たところ、大変興味を覚えたからです。この時期、バルセロナの浜辺でパウロ・コエーリョの「アルケミスト 夢を旅した少年」を読んでいたこともあり、羊飼い、前兆、アンダルシア、といった言葉に興味を持っていました。この本は有名ですが、なぜか読んでなかったんですが、友人に勧められまして、やはり夢中になって読みました。とかくアルケミストのような前兆なのか、単なる好奇心なのかわかりませんが、居ても立っても居られなく、とりあえずバルセロナ空港からレンタカーを借りて、Bardenas Realesとカーナビに入力し、キャンプ場に覚えたてのスペイン語で電話したらとりあえず、相手がノープロブレムと言っていたので出発しました。道中にモンセラートという寺院周辺の町のAIRBNBをやっている気前のいいおじさんの家へ滞在し、その次の日に、バルデナス・レアレス周辺のキャンプ場にてテントで寝ました。暗闇のなかの雷がすごく印象的だったので、夜写真を撮りました。AIRBNBはスペイン滞在中かなり活用しました。

 

長い年月をかけて水と風によって浸食されたことで形作られた峡谷、台地にて写真撮影を行い、そのあとダンス映像を自撮りで作りました。たくさんのNGがありましたが、使えそうな映像を二つ繋いでシンプルに編集しました。後で『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』に登場する「カザフスタンの原子力施設」のロケ地として使われていたこと、昔アメリカ空軍のF-4戦闘機による軍事演習として使われ、抗議活動があったなどの歴史を知りました。もう少し北に行けば、牛追い祭り、ヘミングウェイの「陽はまた昇る」のパンプローナです。10年前くらいに若気の至りで牛追い祭りに参加したことがありましたが、あまりのも人が多く、メイン通りに入れず、その道が封鎖され催涙スプレーをかけられ、おしくらまんじゅうになり非常に怖かったです。またプロ集団に財布も盗まれるわ、屈辱的な経験でした。今思えば、単なるバカですが。いつかトマト投げファイトでリベンジしたいです。 最近はスペインでは闘牛も禁止される方向ですが、その辺の動物愛護団体的な倫理観の良し悪しは、日本でいうクジラの問題とともに、なんとも言い難いですが、単純にピカソの闘牛のドローイングと、ゴヤの闘牛のエッチングにはとてもインスピレーションを受け好きです。ゴヤが好きな人は、彼の生まれたサラゴサの美術館とプラドの黒い絵を絶対見に行った方がいいと思います。バルセロナからサラゴサまでバスで行き、そこからバルデナス・レアレスへ目指した方がいいかもしれませんね。

文 石井順也

https://www.spain.info/ja/top-10/bardenas-reales.html

 

Montserrat, Spain

 

 

 

 

 

 

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